今年の書き初め~「水滴石穿」~
呉市・江田島市を中心に、お墓や石材のお仕事をさせていただいております、増木石材店の増木です。今回は、今年の書き初めをご紹介します^^
お墓に刻まれている彫刻の文字について、一般の方はあまり気にしたことはないかもしれませんね。よく見ると、楷書だったり行書だったり・・・当店で以前施工させていただいたお墓では、隷書体(れいしょたい)の文字を彫刻したこともあります。どんなものも原稿となる文字をもとに彫刻をしていますが、当店では、お墓正面文字や戒名文字など、すべての文字を「手書き文字」で製作しています。
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当店のお墓に彫刻されている文字は、いつも同じ書家の先生にお願いして書いていただいています。ある日仕事のお願いに行った際、先生から、「自分でも書いてみたら?」と言われたことがきっかけで、実は5年ほど前からその先生に書道を教えて頂いています。それまでも、いただいた原稿を彫刻に適した形に少し整えたりする作業は行っていましたが、子どもの頃に習字教室に通っていたことがあるだけで、本格的にやってみたことはありませんでした。先生の言葉をきっかけに、「自分でも書けるようになったらいいのでは・・・?」と思い立って習い始め、最近では時々自分でも文字を書いています。
今年の書き初めには、「水滴石穿」(すいてきせきせん)という言葉を選びました。「水滴」は一滴の水、「石穿」は石に穴をあける、穿(うが)つことです。滴る水のひとしずくでも、ずっと同じことを続けてればいずれ石に穴が開く、という意味です。
なんでも積み重ねが大切、というこの言葉が気に入って、「コツコツと継続してやっていこう」と心に誓うため、今年の抱負としてこの言葉を書きました。何枚も書いた中からよくできた2枚を選び、1点は書き初め展に応募、もう1点は家に飾ることにしました。忙しさで忘れないよう、いつも目につく廊下に飾って、今年の座右の銘にしています^^
【先生に書いていただいた文字を彫刻したお墓】
手書きの文字は、コンピューター文字にはない温かみがあります。当店では、いつも手書きの文字を彫刻したお墓を制作しているため、彫刻の技術はもちろんですが、文字の持っている力強さや温かさを表現することを大切にしています。新しいお墓だけでなく、追加彫刻などの際は、以前からある文字とのバランスの良いとご好評頂いています。もちろん、お客様やご家族様が自分で書かれた文字を彫刻することも可能です。お墓は、長い将来にわたって大切に守っていくものです。思いを込めた文字を刻んで、ご自分らしい、世界に一つのお墓にすることができれば、とても素敵ですよね! 手書きの文字で、よりいっそう思い入れの強いお墓になるのではないでしょうか?
私も時々文字を書かせていただくこともありますが、「ここはもっとこうした方が・・・」などと先生にアドバイスをいただきながら、勉強の日々です^^; 書道でも仕事でも、「水滴石穿」の心を忘れず、小さなこともコツコツと積み重ね、実りある一年にしたいと思います。
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